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車両テクスチャ作成工程(前編)

車両テクスチャ作成工程(前編)

前編と後編の2回に分けて、テクスチャの作成の工程を記しておきたいと思います。今後テクスチャを作成する人の参考になれば嬉しいです。

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画像は恐ろしい事にもう6年近く前に作成した小田急の普通車です。こちらの旧ブログで紹介してました。残念ながらこの小田急の車両のファイルがすべて無いので、もう一度作ってこの3種類が出来たら新しいものをまた公開したいと思います。

作成工程をご紹介するのは右端の丸い4つ目のライトの9000形にしようと思います。

1 作りたい車両と種車を決める

初めに当たり前ですが作りたい車両を決めます。今回は小田急9000形です。
作りたい車両が、A列車に収録されていて、それをリニューアルしたいといった場合は、種車の選定は、よっぽと元車両が酷くない限り、そのまま同じ車両を使えば良いと思います。

今回作りたい車両は収録されていない車両なので、似たような形や側面のドアの数になるような車両を選びます。

9000形は全面のデザインは特徴的ですが、大まかな形としては一般的な形だと思います。
裾絞りがあるのでこの形を反映させるには、A列車で種類の多い103系とか205系等は使えない事になります。

顔的にはJRの211系に似ているので、同じ顔の415系1500番台を種車にする事にしました。側面のドアの数は2ドアと1ドア、3ドアと4ドアは個人的にあまり気にしないので、この9000形は4ドアですが3ドアで作ります。またドアの数の一致を優先して裾絞りをあきらめて205系などで作る方法もあります。

A列車のテクスチャは元からある車両の色を変える事なので、ある程度の妥協が必要ですね。

前のブログを読むとなぜか以前は同じ顔の719系で作っていて719系は中間車がないのでなんで415系にしなかったのか謎です。

しかしこの謎が今回のブログの最後にわかります。。。

2 テクスチャの適用場所の確認

テクスチャの作成にはPhotoshopをお持ちの方はそれでよいと思います。僕はGimpという無料ソフトを使っています。Gimpの使い方から説明すると大変なので使い慣れていない方はいろいろ調べて下さい。


A9codecで画像を抜くとDDS形式のファイルになります。DDSファイルがGimpで初めから開けたか拡張ファイルで開けるようにしたのかわかりません。こちらの環境ではDDSファイルを開けますが、アルファチャンネルの関係で開いても透明になってしまうので、なにか方法があるのだと思いますが調べる時間がもったいないので、XnConvertというソフトでDDSをbmp形式に変換した後でGimpで開いています。

種車のテクスチャがどんな感じでテクスチャを貼り付けてあるか確認します。種車と全く違く車両を作る場合はここが重要なポイントです。作っていった後、帯がまっすぐ巻けないという車両もあるので一番初めに確認します。

今回は種車の窓割などを変えないので、この手順を省きました。この手順を省いた事が後で問題になります。。。415系ではなくて別の車両の画像ですがテクスチャに数字やアルファベットを書いてその場所がどのように使われているかを確認します。

これはマリンライナーですね。こんな感じで先頭車両中間車両それぞれどんな感じでテクスチャが適用されているか確認します。この車両はまともな感じですが、窓上や窓下だけテクスチャの適用場所が違ったりする車両もあるので、数字は上下左右いっぱいに書いて隅々まで確認できるようにします。

ちなみにこれは新快速のAシートを作ろうかとマリンライナーの先頭車を使えるかなと思って確認したものです。中間ドアの6番の所をAシート車両のように埋めると車端のドアにも6番が使われているのでボツになりました。

ただこれを車端のドアも塞いでいいやと割り切って作る事も出来ますね。

このような確認が終わって自分の作りたい車両が作れそうだとなれば、作業を始めていきます。

3 前面側面のおおまかな作成

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元ファイルの上にレイヤーを新しく作って、屋根や床下機器の部分を除いた車両の部分を白で塗ります。そしてまた別のレイヤーを作り、下の裾絞りと屋根にいく上部のグラデーションを作ります。グラデーションの濃さとかは後で調整できるので今はこのままで。

テクスチャの作成にはまず、レイヤー分けをする事が大切だと思います。レイヤー分けする事で、それぞれのパーツを消したり色を変えたりサイズを変えたり様々な事が可能になります。

グラデーションのレイヤーは今は邪魔なので目のイラストをクリックしてグラデーションは見えなくしておきます。また、白も後ろが見えないと作業しづらいので不透明度を下げて後ろの種車が透けて見えるくらいにしておきます。

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それでは初めは前面から作ります。
左右の黒い部分の縁取りを書きます。パスというツールを使って線を書きます。とりあえずは、この415系の黒い部分に合わせるような感じで書いていきます。パスの境界線を描画で線が引けました。

左側は後でこれをコピペします。同じようにパスを使って前のドアを書きます。
こんな感じです。同じように後で左はコピペして反転させたものを貼り付けます。

次にライトですが、これから先ライトやドアなどを色えんぴつを使って手書きで紙に書きます。なぜ手書きで書くかはおいおい説明します。
色えんぴつは絵を描くので本来はそれに使うようです。

これは2年以上前に書いたものですがA列車でここまで色をつけたりしっかり書いたりはしません。とりあえず初めにライトを書きます。

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こんな感じで書きました。パソコンに取り込んで小さくすると潰れてしまうので、簡単に描きます。

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パソコンに取り込みます。こんな感じです。

ライトはサイズとりあえずこんなもんかなというサイズに調整します。色もちょっと暗いのですが後で色やサイズの変更などするので、ここで細かい事は気にしません。

小さくしたら書いた線などが潰れてしまうのですが、この潰れた感じをペイントソフトでは自分は作れないので手書きにしてます。一個作ったらそれをコピペします。

撮り鉄の方は実車の写真を撮るのが良いかもしれません。ライトなどは、例えば車のライトや懐中電灯などを撮って丸く切り抜いて貼り付ける方法でも良いかもです。

とりあえず全面はこれで一旦置いておいて、側面に移ります。今回は窓割などほぼ変えないので、下地の415系の窓割にそって作っていきます。

乗務員ドアと側面の乗客用のドアは先ほどのライトと同じように手書きで紙に書きます。手書きで書くもう一つの理由は、これも自分の能力の問題ですがパソコンのペイントソフトでは実車のムラみたいなのを出しにくいので、自然な感じを出すために手書きで書いています。あとは後編でご紹介するかもですが、こまかい部品とかは紙に手書きの方が楽なのでそうしてます。

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書いたドアを取り込んでサイズの調整、いらない部分を切り取ったりします。

窓の部分は全面と同じくパスを使って書きます。窓やドアのサイズもとりあえず元の車両にそって書きました。

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ここで9000形の色を塗ります。初めに作った白ベースのレイヤーは残して、そのすぐ上に新たなレイヤーを作り色を塗ります。クリーム色と青いラインは、後で色の調整や帯の幅などを変えやすいようにクリームと青はレイヤーを別に作ります。

また、乗務員ドアなどはレイヤーのモードをMultiflyなどの下地と掛け合わせて見えるモードに変えたり、不透明度を下げたりしてほどよい色の濃さにします。僕は手書きで書いてますが、 ペイントソフトで黒い線を引いただけでもレイヤー分けをしてレイヤーのモードを変える事で自然な感じのドアの線にする事が出来ます。

色がつくと小田急っぽくなってきました。

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これで一旦、テクスチャを適用して、全面の顔のバランスと側面のドアや窓のバランスを確認します。前面のライトなどを左にコピペします。位置をわかりやすくするためにクリームの色の不透明度を下げて下の415系を少し見えるようにして、テクスチャを適用します。

A9を起動して確認します。まず全面は、運転席の黒い部分はもう少し上で終わる感じで、ライトもそれにあわせて上に上げる感じですかね。貫通扉は上はそのままで良い感じで下をもう少し下げればいいかなという感じで、幅をもう少し広げれば良いと思います。

そして側面ですが、テクスチャが横に引き延ばされた感じになっています。乗務員ドアを少し狭めようかなと思います。なんか上から潰された感じになっているので、ドアの上部をもう少し上げます。また戸袋窓は、気持ち大きめかこのサイズで良いと思いますが、真ん中の大きな窓はこれも少し上に広げようと思います。

そして問題は左の緑の丸の部分、車端部ですね。ちょっと考えればわかった事ですが、窓を繋げているので、車端で切れた感じになってしまいました。

これがあるから719系にしたのかもしれません。でも719系もそんな変わらないような気もしますが719系で出来たとしても中間車がないのは酷いので、車両断面が合う車両を他からもってくる事も出来ますが、特に思い入れもない車両に(笑)そこまでしたくないので、今回はこのまま作って車端はなんとかごまかす感じにしようと思います。こういう事がないように一番初めのテクスチャの適用場所の確認は大切です。

引き続き後編はこちら 車両テクスチャ作成工程(後編)

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